茗溪学園 SDGs活動・取り組みレポート
子ども応援プロジェクト 「フードドライブ」

1.  タイトル(活動内容に対する)

子ども応援プロジェクト 「フードドライブ」

2. 参加者、グループ名

★子ども応援プロジェクト メンバー  4名
・5年(IB) 柿谷千洋
・5年 岩﨑悠汰 ・5年(IB) 北澤咲季 ・5年 西田春陽

★顧問
・青山知史

3. 活動内容

①問題意識、動機
私たちは昨年度「赤い羽根共同募金プロジェクト」の活動により、つくば市の貧困児童を援助することと併せて、茗溪学園の生徒に対して貧困問題に関する関心を高める取り組みを行ってきた。その後、別の方法でこの問題にアプローチすることができないかと考えた。
「フードドライブ」とは、家庭内で使いきれずに余っている缶詰やレトルト食品などの食品を集め、必要としている子育て支援の団体やこども食堂などへ寄付する活動のことを指す。寄付する側は余らせることなく、食品ロスを削減することもでき、受け取る側も貧困支援に役立てることができる。これらに加えて、学園内で貧困問題に対する意識をさらに向上させることが出来る。上記の理由から、私達は今回のプロジェクトを実施した。

②問題解決のために行った内容
つくば市の子どもの中にも貧困、虐待、孤立といった問題を抱えている場合がある。その中でも私たちの活動では子どもの貧困問題を改善し、解決に近づけることを目標とした。また同時につくば市民の子どもの貧困問題に対する関心や危機感を向上させることも目指した。
今後も継続して、フードドライブ等を通じて支援することにより、貧困が理由で十分な食料を得ることができていない児童や家庭に食料を届け、直接的に貧困問題の解決に貢献することを今回の目的とした。
今回の活動内容としては、文化祭期間前から中学棟昇降口と高校棟昇降口に、文化祭期間中は大教室の子ども応援プロジェクトの活動場所に、食べ物回収用BOXを設置して寄付を募る。その後「つくば子ども支援ネット」を通じて、つくば市内の「子ども食堂」に寄付をした。

③SDGsとの関連性
・SDGs① 「貧困をなくそう」
⇒食料を回収して子ども食堂へ寄付をすることで、貧困問題の解決のために貢献をすることができた。
・SDGs② 「飢餓をなくそう」
⇒貧困で、おなかのすいた児童に対して飢餓問題解決のための活動を行えた。
・SDGs⑩ 「人や国の不平等をなくそう」
⇒今回の活動を通して、「児童貧困」という不平等な格差問題の解決に向けて貢献することができた。

④SDGsの観点から、今後どのようになってほしいと願っているか
自分たちの身近な地域や国から活動を広げていき、こういったSDGsの目標を達成していくべきだと考えている。すべての問題はつながっていると思い、第一に貧困問題に解決策を投じていくだと考えている。まず地域内の格差をなくし、その各活動が広がり、SDGsの17の目標が解決していくべきだと考えている。

4. 活動・取り組みを通じて感じたこと、学んだこと、自分が成長できたと感じること

第一に、地域内での貧困問題、不平等を解決させていくべきだと考えている。私達の世代ではまだ、世界の貧困問題について解決策を投じることはできないが、身近なところの問題から解決に向けて活動していきたいと考えている。
今回の活動は文化祭期間中だったこともあり、初めて学校外の方々に協力していただくボランティア活動を行うことが出来た。告知や協力書を読んでいただき、協力していただいた方々の暖かい心に感動した。外部の方も生徒さんも協力していただける人が多くなったため、赤い羽根共同募金の時よりつくば市の貧困問題解決について考えていただける方々が多くなったのではないかと思う。

問題点・課題などについて

貧困問題については、まだ完全な解決には至っていない。この活動を持続していくことで課題解決につながる為、今後も引き続き活動を続けていこうと思う。

今回の活動での問題点として、
・集めた食品が引き渡した後、どのようにして配布されるのかを詳しく知ることが出来なかった。
・実際の配布先がどのような問題を抱えているか、実態調査をすることが出来なかった
以上2点があげられる。
そこで次回からの解決策として、つくば子供支援ネットに問い合わせをし、どんな流れで配布作業をするのか、またそのお手伝いをすることによって、その仕組みについてより詳しく知るが出来るのではないかと考えている。実際にこども食堂の活動に参加させていただいたり、ご都合のよいタイミングでインタビューを実施できればよかったのではないかと考えている。

5. 今後の活動予定

・つくば市の居場所支援ボランティア
・赤い羽根共同募金(社会福祉協議会の方と駅/ホームセンター等で開催)
・茗溪学園 赤い羽根共同募金

フォトアルバム

 

ページの上部へ