MEIKEI TIMES
茗溪学園には「好き」を追求する環境がありました
茗溪学園の卒業生紹介シリーズ。今回は、アマチュア無線が好きで、好きを突き詰める中高生活を送った高田さんにお話を伺いました。
高田 隆甫 さん (たかた りゅうすけ)
2019年に茗溪学園中学校に入学、2025年に茗溪学園高等学校を卒業。
2025年現在は電気通信大学 情報理工学域Ⅱ類に在籍中
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茗溪学園の卒業生紹介シリーズ。今回は、アマチュア無線が好きで、好きを突き詰める中高生活を送った高田さんにお話を伺いました。
高田 隆甫 さん (たかた りゅうすけ)
2019年に茗溪学園中学校に入学、2025年に茗溪学園高等学校を卒業。
2025年現在は電気通信大学 情報理工学域Ⅱ類に在籍中
私は小学2〜4年生を中国広州市で、小学5〜6年生を中国天津市で過ごし、どちらも日本人学校に通っていました。小学4年生ごろまで中学を受験することなど全く考えていませんでした。
10歳の時に「アマチュア無線」に熱中し、毎日無線機を使って日本中の人と交信していました。ある日、アマチュア無線の展示会で茗溪学園の生徒がブースを出展しており、そこで初めて茗溪学園を知りました。「部活動でアマチュア無線に取り組んでいる学校があるのか!」と、あの時の驚きは今でも忘れられません。そして、「中高生活をアマチュア無線に捧げたい」という思いから茗溪学園を受験しました。
また、帰国生の入試も積極的に行われており、方式や世界各国で受験ができるということも魅力的でした。
文化祭です。日本人学校にいたときは、1500人で1つのイベントを創り上げるという経験はありませんでした。
生徒が自分自身で創り上げる文化祭に感銘を受け、翌年から文化祭実行委員になりました。スポットライトを操作する演出班の班長や、体育館統括などを務め、高校3年の文化祭まで仲間と一緒に活動しました。茗溪学園の生徒全員が一丸となって作り上げているあの空気感がたまりません。
はい。中学入学直後から科学部無線工学班(無線班)に所属しました。
無線班には30名ほどの部員が在籍しており、年4回の全国大会に向けて日々活動しています。無線班はこれまで何度も全国優勝を果たしており、茗溪学園はアマチュア無線の強豪校です。アマチュア無線というと個人で通信をするイメージがあるかと思いますが、無線班が取り組んでいる種目は団体戦です。これは、チームメンバーで交代しながら24時間通信をし続け、よりたくさんの無線局と交信することを目指す種目です。私は、高校2年で班長を務めました。
アマチュア無線は、ただ黙々と交信すれば得点が伸びる競技ではありません。大会で高得点を出すためには、電波の周波数、時刻、太陽黒点数、季節など、様々な要因を考慮して計画を練る必要があります。加えて、音声通信が得意な生徒、モールス通信が得意な生徒、パソコン等のシステム構築に長けた生徒など、部員も様々です。こうしたことを踏まえながら、「勝つためにどのようなシフトを組むべきか?」「どのように自分の技術や経験を後輩に伝えていけばいいか?」ということを日々考えていました。



はい。アマチュア無線が大好きですので、個人課題研究でもアマチュア無線に関係するテーマに取り組みたいと思っていました。
そこで私は「スポラディックE層」という現象の研究を行いました。これは、『電波』を通常ではありえないような超遠距離まで到達させる現象で、発生時には沖縄県のFMラジオ放送が関東地方で聞こえたりします。
スポラディックE層はこれまで様々な手法によって観測されてきました。しかし、いまだ発生メカニズムが明らかになっていないため発生を予測をすることはできません。また、先行研究を調べると、アマチュア無線を用いてスポラディックE層を観測するという研究は世界的にもあまり例が多くないことが分かりました。
そこで私は「アマチュア無線を用いたスポラディックE層の観測」というテーマで研究を行いました。
個人課題研究では、まず各先生方の専門領域が公表され、生徒はそれを見て自分の研究したい内容と合致する教員のもとに自ら出向いて研究計画をプレゼンします。
一回目の面談で指導教員が決まることはまずありません。たいていは研究計画の不十分な点を指摘され、生徒はそれをもとに教員を納得させられるまで計画を練り直します。
私は無線班の顧問の先生に指導教員になっていただきたい旨を伝え、何度か面談を行った後に承諾をいただき研究を始めました。
しかし、観測がうまく行かなかったり、分析に苦戦したりなどして、研究はまったく計画通りにはいきませんでした。行き詰った時は指導担当の先生に相談したり、大学の教授とオンラインで相談させていただくなどして、自分の分からない点を補いながら研究を進めました。
1年間研究をやりぬき、高校3年の夏には学年代表としてSSH生徒研究発表会に出場しました。また、日本地球惑星科学連合の学会にも参加し、高校生セッションと一般のセッションの両方で発表しました。一般のセッションでは、大学院生に交じって英語のポスターで研究内容を発表し、多くの教授と議論させていただきました。その中で電気通信大学の教授とお話させていただいた際に、取り組まれている研究が自分のやりたいことと最も合致すると思い、受験することを決意しました。総合型選抜を受験し、無事合格をいただきました。

引き続きスポラディックE層の研究をしたいと思っています。研究室に所属できるのは大学4年生〜ですが、教授にお願いをして、定期的に大学院生のゼミに参加させていただいています。また、自分の設備で観測を続けており、個人課題研究の内容をより発展させるにはどうすればいいか、方法を模索しています。
しかし、大学1〜3年で学ぶ物理や数学を十分に理解していなければ、世間に広く認められるような研究は決してできないのだろうと思います。また、電気通信大学の1年生は毎週基礎科学実験の授業があり、実験結果や考察を数式を用いて論理的にレポートに記述することが求められます。かなり大変なのですが、これも研究を行うには身につけなければならないスキルです。日々の学習や課題にしっかり取り組み、その先で有意義な研究ができるよう頑張っています。

希望すれば、どんなことにも挑戦させてもらえる学校です。私でいえば、学会に出たいと言ったら出させてもらえましたし、ボストン研修に参加した際には、現地のアマチュア無線愛好家の方と交流する機会をいただいたりもしました。また、無線班でも多くのことに挑戦させていただきました。これも茗溪学園に十分な設備と熱心な先生がいらっしゃったからこそできたことです。
やりたいことを見つけ、それをとことん突き詰めてください。茗溪学園には十分にその環境が整っています!
2025年6月取材
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