10月16日(水)から19日(土)にかけて、大分県別府市を訪問し、立命館アジア太平洋大学(APU)の国際学生との交流を行うとともに、「別府八湯」のひとつである「鉄輪温泉」でフィールドワークを実施しました。本研修では、「別府の魅力とは何か」というテーマに基づく調査を通じて、国際学生に英語でプレゼンテーションを行う《グループ課題》と、キャンパスで出会った国際学生にインタビューを行い、自分自身を見つめ直す《個人課題》という2つの難易度の高い課題に取り組みました。生徒たちは協力し合いながら、妥協することなく懸命に課題に向き合い、寝る間も惜しんで取り組みました。
APUは、約半数の約3,000人が国際学生で占められる国際色豊かな大学で、今回の交流に参加した学生もイタリア、バングラデシュ、ウズベキスタン、フィジー、ルワンダなど多様なバックグラウンドを持っています。日本にいながらも異なる背景を持ち、目的をもって日本の大学に学びに来ているAPUの国際学生との交流は、生徒たちにとって刺激的で、貴重な経験となったはずです。また「観光を学ぶとはどういうことか」というテーマのもと、サステナビリティ観光学部の吉澤清良教授に模擬授業を行っていただき、大学の授業を体験できたことも、貴重な機会となりました。「鉄輪温泉」へのフィールドワークでは、観光地としての表に現れている魅力と、そこに潜む潜在的な魅力の両方を感じ取ることができました。最終日には、3日間の研修の成果を詰め込んだ斬新で魅力的な発表を行うことができました。
短期間ではありましたが、この研修を通じて研究の難しさや奥深さを肌で感じ、より深い学びに挑戦し続ける姿勢が日常に根付く、良い機会となったことを期待しています。