中学1年のMGコースでは、総合的な探究の時間を通じて、「アイデンティティー」をテーマとし、グループ探究を行っています。
この探究活動は、IBのMYP課程で行われるパーソナルプロジェクトを本校の中学1年生用にアレンジしています。初めから個人で取り組むのではなく、まずは、教員が「アイデンティティー」をテーマにマインドマップを作成し、そこから自分の興味・関心に基づいて、自分のテーマを見つけました。
同じ興味関心を持つメンバーがクラスの枠を超えてグループを作り、探究活動を行っています。グループ内では、現実的で実現可能な「問い」を立てました。例えば、「海外から見た日本はどのように見えるのか」や「中国は地方によって料理の味つけが異なるのか」などです。「問い」を用紙の中心に書き、その「問い」の答えを導き出す方向性を書いています。
また、評価基準は一般的には教員が作成しますが、今回は生徒たち自身で作成した評価基準を使用します。自分たちで最終的な成果や質をはかる現実的な評価規準(ルーブリックなど)を決めることで、高い成果を生み出すには何が必要かを考えることに繋がるという意図があります。
この日は、図書室で文献調査や、各教室でPCを活用して探究活動を行いました。探究活動で調べた内容は、グーグルスライドでポスターにして発表する予定です。
今後も、自分で立てた「問い」の答えを導き出すことによって、さらなる知的好奇心の向上が期待されます。