高校1年生のAC/MGコースの生徒たちは、現在、総合的な探究の時間を活用し、「個人課題研究」のテーマ決定と序論の作成に取り組んでいます。
この「個人課題研究」は、高校1年の冬から約1年をかけて行う探究活動で、生徒一人ひとりが自身の興味や将来の進路に沿ったテーマを設定し、調査・研究を進めます。指導教員によるサポートに加え、大学や研究機関、企業などの協力を得ながら研究を深める生徒も毎年います。
研究の第一歩となるのが、研究テーマと研究指導者の決定です。テーマ選びでは、①自分が興味を持てるか、②社会に還元できる結論を導き出せるか、③1年間で完結できるか、という3つの観点が重要になります。また、指導を受けたい教員を自ら探し、相談しながら研究指導者を決める必要があります。生徒たちは、昼休みや放課後の時間を活用し、茗溪学園の教職員に相談しながら、自分のテーマが実現可能か、どのような調査・研究が必要かについて助言を受け、内容をブラッシュアップしていきます。
この日は、生徒たちが個人またはグループでテーマを具体化する作業を行いました。アイデアはふとした瞬間に生まれることもあります。考えを言葉にして書き出したり、声に出して整理したりしながら、自分自身と向き合う姿が見られました。
3月からはいよいよ本格的な研究のスタートです。教員の指導を受けながら研究計画を立て、先行研究の調査を進めていきます。1年間の探究の旅がどのような成果を生み出すのか、今後の進展が楽しみです。