3月7日から17日まで、第2回「ボストン研修」を実施しました。今回は、中学3年生5名、高校1年生18名、高校2年生7名の計30名が参加しました。本研修は、アメリカ・ボストン近郊にある茗溪学園の姉妹校、ミルトンアカデミー(Milton Academy)での学校体験と約1週間のホームステイを柱とした、希望者対象のプログラムです。異なる文化や価値観を持つ同年代の生徒との交流を通じて、視野を広げ多様性を受け入れる心を育むことを主な目的としています。
ミルトンアカデミーではバディの生徒と一緒に多くの授業に出席し、放課後のクラブ活動やボランティア活動にも参加しました。生徒たちからは「もっとミルトンにいたい」という声が多く聞かれ、充実した学びの機会となりました。
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(以下、MIT)も訪問し、生徒たちはガイドの学生に積極的に質問を投げかけながら、大学の歴史や研究内容について理解を深めました。また、MITの研究所に勤める本校の卒業生に講演を依頼し、進路決定のプロセスや大学・大学院での学び、現在の研究内容についてお話しいただきました。この講演は、生徒たちが進路について深く考え、大学進学後の自分の姿を具体的にイメージする契機となりました。
また今年度初めての試みとして、スピーカーをはじめとする様々な音響機器を開発している「BOSE」の本社を訪問しました。本校の卒業生で、車のスピーカー開発に携わっている方から「BOSE」の歴史や理念について説明を受け、施設を見学しました。さらに、音響技術に関するデモ体験も用意していただき、最先端の音の仕組みや技術を直接体験して非常に有意義な時間を過ごしました。
今回の研修での経験を生徒たちが日々の学習や様々な活動に活かし、さらに成長していくことを期待しています。