高校１年生の英語のスピーチ大会「レシテーションコンテスト」が行われました。

暗誦する文章は、キング牧師のワシントン大行進時の演説、ケネディ大統領の就任演説、ヘレンケラーのエッセイから抜粋したものの３種類で、学年大会に至 るまで、学年の全員が各自１つを選び、授業時間に発表を経験しました。その中の優秀者19名が2月９日に行われた学年大会に臨みました。

水を 打ったように静まり返った聴衆の前で、暗記した長文を披露することは大変勇気のいることですが、どの発表者も、デリバリーを工夫し、強弱をつけて、スピー チの内容の解釈を聴衆に伝えようとしました。歴史上の人物が、その場にもう一度出現したかのように説得力のあるスピーチもあり、力強く魅力的な演説に観客 の生徒たちは自然と引き込まれていました。最後に、審査員を務めて頂いたネイティブの先生から英語での講評を頂きました。名文・名スピーチには人を動かす 力があります。それを暗唱・発表する機会を通じて、生徒たちはその根底に流れる思想や文化・歴史的背景を理解することもできたようです。数えきれない練習 を繰り返し本番に立った発表者にとっても、様々な刺激を受けながら拝聴したその他の生徒にとっても「レシテーションコンテスト」は有意義な機会となったよ うです。