8.4 2026

屋久島フィールドワークを実施しました

7月21日(火)から25日(土)の5日間、SSH屋久島フィールドワークを実施しました。今年度は、中学3年生9名、高校1年生6名、高校2年生4名の計19名の希望者が参加し、生徒は屋久島の動物や植物などに関して、各々が設定したテーマに沿って実地調査を行いました。

1、2日目は、屋久島の特徴的な地形や気候、生態系に関しての学習を行いました。屋久島は東京23区の約8割程度の広さながら、標高1936 mを誇る宮之浦岳を擁しており、亜熱帯から亜寒帯までの気候がひとところに見られます。資料館での学習で事前に知識をつけ、世界自然遺産登録地域である西部林道をガイドの方のレクチャーを受けながら歩くことにより、屋久島の自然の壮大さ、特異性を、その身をもって体験しました。森林内では、ヤクシカやヤクシマザルの群れ、昭和期に人間が居住していた跡、植生の変化に伴う森林のグラデーションを目の当たりにし、想像以上の大自然に心を奪われる時間を過ごすことができました。

3、4、5日目は、屋久島の各地に分かれて本研修のメインのプログラムである個人調査を行いました。森林内でのコケ植物や土壌についての調査、河川での水質やサワガニ等の水生生物の調査、ライトトラップを用いた昆虫の調査など、それぞれが設定したテーマに沿って時間を忘れて夢中に調査に取り組んでいました。ほとんどの生徒にとってフィールド調査は初めての経験であり、はじめは困惑しながらも、粘り強く大自然に挑んでいく姿が印象的でした。

今年度は、日本でも屈指の降水量を誇る屋久島で5日間一度も雨に降られないという、非常に珍しい研修となりました。そのため、毎日が炎天下での調査となり、屋久島の暑さと湿度に苦しめられることもしばしばありました。しかし、そんな中でも、全ての生徒が最後まで本研修に向き合えたことは大きな成果であると感じています。

9月には学内での成果発表会を実施する予定です。現地での研修後、生徒は得られたデータの分析やまとめの作業、つくば市での追加調査等を実施しています。本研修で得た成果をしっかりと言語化することで、生徒に取って本研修がより意義深く、思い出に残るものとなることを願っています。

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