中学三年生は10月19日(金)に理科巡検を実施しました。地学と生物学という2つの分野に分かれ、地学は筑波大学の大学院生が、生物学では生き物を扱う 専門家がお手伝いをしてくださり、授業ではなかなか扱うことのできない、より発展的な内容を学習してきました。
地学の実習は霞ヶ浦や筑波大地、桜川低地といったフィールドの成り立ちを、現地を調査しながら学びました。
また、霞ケ浦周辺にある第四紀層を見学し、地質柱状図の書き方も学びました。珍しい地層や岩石を見る生徒たちの目は、とても輝いていて、充実した時間をすごしたということが感じられました。
生物の実習場所は宍塚大池でした。6月に来たクラスは初夏の気候を感じながらの実習で、夏の昆虫や植物を観察することができましたが、今回は秋の生き物 (たとえばアキアカネ)をたくさん見ることができました。
実習は池班(釣り・解剖)、植物班(野草の実食・観察)、昆虫班(採集・観察)、野鳥班(観察)の4つのグループに分かれ、それぞれに専門家のサポートが付き、指導を受けました。各班とも、本物の自然と触れ合うことを楽しいと感じてくれたようです。特に、昆虫が苦手だった生徒が嬉しそうにバッタを見せてくれたことには、生徒の成長を感じとても感動しました。
この実習は、普段何気なく素通りしてしまうような自然や環境問題について深く考える、いい機会となりました。