CERN研修

昨年に引き続き、今年のSSH海外研修 International Survey Tour and Lectureはスイス・CERN(欧州原子核研究機構)およびアインシュタインミュージアムをフィールドとして実施いたしました。日程は下記の通りです。

7月14日(月)成田より出国、ジュネーブへ
7月15日(火)CERN全体についての講義とガイドツアー、Computer Center, LHC Control Centerにおける講義
7月16日(水)ALICE検出器見学、およびALICE実験についての講義
7月17日(木)ATLAS検出器見学、およびATLAS実験についての講義
7月18日(金)アインシュタインミュージアムにおける、相対性理論およびアインシュタインの生涯についての講義とガイドツアー
7月19日(土)ジュネーブより出国
7月20日(日)成田へ帰国

研修中の講義は、一部を除き、英語で行われ、また、素粒子物理学・原子核物理学の非常に先端的な内容にもかかわらず、分かりやすくかつ詳細にご講義をいただきました。生徒達は必死に講演内容に耳を傾けつつ熱心にメモを取り、質問も積極的に行っていました。CERN滞在中、ALICE・ATLAS実験に携わる日本人研究者・大学院生の皆様には、大変温かいご支援をいただきました。

アインシュタインミュージアムにおける研修においても、博物館スタッフの方から相対性理論やアインシュタインの生涯について、細部にわたるまで丁寧に説明していただき、生徒たちも相対性理論について学ぶことができたと同時に、今後どのように学びを深めていけばよいか、ヒントをいただくことができました。

CERN研修、アインシュタインミュージアム研修を通じて、何人もの先生が「一つのことについて深く知りたいのなら、たくさんのことを幅広く学ぶのがよい」という趣旨の内容をおっしゃっていました。

先生方は、誰も到達していないような新発見をも生み出しうる最先端に身を置きながら、知の世界の大いなる広がりを見ているのだな、と感銘を受けました。

ALICE前でお世話になった日本人研究者・大学院生の皆さんと

ALICE前でお世話になった日本人研究者・大学院生の皆さんと

CERN前集合写真

CERN前集合写真

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