6月27日(金)国立環境研究所の先生方にご来校いただき、SSZの講演会が開催されました。
午前中の全体会では茗溪の卒業生でもある環境研究所の白井知子先生に全体講演として「成層圏オゾン層破壊・地球温暖化」を中心とした講演をいただきました。地球温暖化にも関わる今日的な研究内容の面白さだけでなく、先生ご自身の個人課題研究から現在の研究テーマに至るまでの経過もお話していただきました。参考文献の中の大学の先生方、富永先生や、憧れのローランド先生の研究室に誘われて新たな研究の場に入っていくことになるお話のくだりに、生徒はぐいぐい引き込まれました。
午後は「二酸化炭素はどこから?~大気中のCO2の放出源・吸収源を推定する(白井知子先生)」「大気環境汚染の数値シミュレーション~PM2.5と放射性物質を例に(森野悠先生)」「筑波山を流れる小さな川の環境問題(渡邊未来先生)」「遺伝子組換え農作物の安全性について考える(玉置雅紀先生)」「アジアにおけるマングローブ湿地の再生プロジェクト~ベトナムの現地で出会った・測った・考えた(亀山哲先生)」「安全な土地ほど、値段が高い?~科学的に検証しよう(岡川梓先生)」という6つの講座を開設していただきました。どの講演会でも最先端の研究成果を報告いただき、大変良い刺激を得ることができたと思います。