ss Overnight Study 天文学入門 in長野

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10月29日~31日の3日間にわたり、長野県小川天文台で天体観測が行われました。

29日曇り 19時より観測開始。初心者向けのプログラムということで、「北極星探し」から始まり、「一等星マラソン」、「惑星(木星)観測」、「星雲・星団観測」を実施しました。「惑星観測」では、木星を口径の違う2つの望遠鏡で見ることで、その像の違いなどを確認しました。「星雲・星団観測」では、双眼鏡でも見ることができるアンドロメダ大星雲、肉眼で見えるプレアデス星団などを観測できました。天文台の60cm望遠鏡は主に科学部天文班員が操作し、それを一般参加者に見せるというかたちをとり、天王星、冥王星、アンドロメダ大星雲、あれい星雲などを見ることができました。雲に悩まされたものの、火星が上ってくる午前2時まで活動しました。

30日午前は丸山先生による講演。望遠鏡の発達について主に話をしていただきました。その後、丸山先生に頂いた資料をもとに、木星の動きを星図にプロットする実習を行いました。午後は簡易分光器を作り、太陽光、蛍光灯、白熱電球、LED、ディスプレイなどの光のスペクトルを観測しました。

午前から降っていた雨は夜になっても止まなかったため、この日の夜間観測は残念ながら中止となりました。ガリレオからはじまる望遠鏡と天体観測についてのビデオを視聴し、星座カルタをしたあと、プラネタリウムに行き、四季の星座の確認や北極点の星空や南半球の星空について学びました。

31日朝は雲と靄(もや)によって視界不良でしたが、片付けをしている時間帯に晴れ間が10分ほどあり、この時間を使って「太陽の黒点観測」を行いました。

 

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