10月24日(月)、日本化学会、茗溪学園、「夢・化学-21」委員会主催の「化学の日@茗溪学園中学校高等学校」講演会が、本校第1体育館にて開催されました。
本校の中学3生、高校1年生・2年生および教職員など、約800名が参加しました。
アボガドロ定数(6.02×10の23乗)に由来して、10月23日は「化学の日」となっており、化学や理科に関心を持っていただく機会として、全国で様々なイベントが開催されています。
今回は本校を会場として、2000年にノーベル化学賞を受賞された筑波大学名誉教授の白川英樹先生、理化学研究所研究顧問 玉尾皓平先生、青山学院大学教授 長谷川美貴先生に化学の日イベントとして、ご講演を頂きました。
白川先生には基調講演として「学ぶということ」というテーマでお話を頂きました。
子供時代は理科全般が好きで、昆虫や植物採集によく行かれたこと、そういう中で
自然、本物に触れる大切さを学んだことが現在の研究姿勢に生かされていると
いうことでした。
また、できるだけ多くのことを学びながら、たくさんの経験をし、何事にも興味を持って
努力を怠らないでほしいとメッセージを頂きました。
玉尾先生のご講演は、最初に元素記号のついたネイルアートや、元素ネイルポストカードのご紹介からはじまり、とても楽しい雰囲気の中でお話を頂きました。
長谷川先生のレアアースについてのご講演の後半、「光るブレスレット」が配布され、
お話の内容に関して参加者全員が実際に体験、体育館がまるでコンサート会場のような状態になり、生徒たちも大いに盛り上がりました。
各先生方のご講義を通じて、「化学」というものを身近に感じられる大変貴重で
有意義な時間を過ごすことができました。
ご講演頂きました白川先生、玉尾先生、長谷川先生、日本化学会の皆様、夢・化学‐21委員会の皆様、関係の皆様に厚く御礼申し上げます。