国際バカロレア(IB)クラス
International Baccalaureate
国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは、本部をジュネーブに置く国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムのことです。1968年開設以来、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、さまざまな国の教育現場で注目を集め続けています。
DPは16歳~19歳までを対象としており、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を修めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)を取得できるプログラムです。
国際バカロレアでは、「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成」を教育理念としています。そして「人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続ける」ことのできる若者を育てるべく、世界約160か国、5800校の学校が”IB Journey”を共にしています。
茗溪学園のIBコース
茗溪学園は2016年にIB World Schoolとして認定されました。
2017年に13名の一期生でスタートしたIBコースも、現在では1学年40名を超え、高校全体では100名以上のIBコース生が在籍しております。世界中から生徒や教員が集い、「茗溪の IB Journey」をともにする仲間が増え続けています。
IB生の増加に伴い、科目数も増え、自分の興味に応じた科目を選択して学びを深めることができます。
本校では、高校1年の12月までIBで学ぶための準備期間を設けており、preIBと呼んでおります。国語・数学・英語でIBDPの準備となる授業を受講し、1月からDPでの学びが始まります。
3年間の流れ
- 高校1年生
- 国語、数学、英語でDPコースを学ぶ準備をpreIBとして行います。1月から各教科でDPの学びが始まります。
- 高校2年生
- 夏から冬にかけてEE(課題論文)に取り組みます。秋にはシンガポールに研修に行き、冬以降は各科目での個人研究や口述試験への取り組みも始まります。
- 高校3年生
- 夏頃から大学受験のためのエッセーや面接の準備に取り組み始めます。10月〜11月に最終試験を受験します。
多彩な科目選択
6つのグループから各1科目を選択し、さらにコア科目である TOK、EE、CAS を履修します。
コア科目の目的は、国際的視野と地球市民意識を育みながら生徒の自己認識やアイデンティティを深め、6科目の学びを相互に補完して全体的な学習体験を豊かにすることです。
茗溪学園では日本語・英語にてバラエティに富んだ科目を開講しており、英語で実施している科目を2科目以上受講すれば、受講言語の組み合わせは自由です。ご希望に応じた受講パターンを選択できます。
IBDPの実施科目
※HL(Higher Level)/SL(Standard Level)
| DP科目グループ | 英語開講科目 | 日本語開講科目 |
|---|---|---|
| 01言語と文学 | ・English A(HL/SL) | ・日本語 A(HL/SL) |
| 02言語習得 | ・English B(HL/SL) ・English A(HL/SL) |
・日本語 B(HL/SL) ・日本語 ab initio |
| 03個人と社会 | ・Ecoconomics(HL/SL) ・ESS(HL/SL) |
・歴史(HL) ・地理(SL) |
| 04理科 | ・Chemistry(HL/SL) ・Biology(HL/SL) ・ESS(HL/SL) |
・物理(HL/SL) ・化学(HL/SL) ・生物(HL/SL) |
| 05数学 | ・Mathematics(HL/SL) | ・数学(HL/SL) |
| 06芸術 | ・Ecoconomics(HL/SL) ・Chemistry(HL/SL) ・ESS(HL/SL) ・Film(SL) |
・化学(HL/SL) |
コア科目
| TOK知の理論 | 具体的な知識について学習するのではなく、知るプロセスを探求します。曖昧さや不確実性、さらには理にかなった答えが複数存在する問いを考えることを通して、知識の性質を知るプロセスを探求し振り返る機会を生徒にもたらします。すでに知っていることを振り返り、それをより大きな視座のなかでとらえられるようになることを目指します。 |
| EE課題論文 | 自分で選んだトピックについてリサーチし、学術論文を執筆します。重要な意義をもつ問題や生徒が個人的に気にかけている研究領域に深く踏み込んで、そのトピックや研究の方法論、および批判的思考について学ぶだけではなく、時間を管理する能力、意思を貫徹する能力、困難を克服する能力、決定を下す能力など、応用可能な重要スキルを学びます。 |
| CAS創造性・活動・奉仕 | 創作、運動、ボランティアをするなど、自分で計画を立てて課外活動に取り組みます。自分の興味のある分野を掘り下げることで、自分とは何者なのかを理解することに繋がります。 |
多様な受講パターンの例
一般的に以下のような呼ばれ方をする受講方法がございますが、これ以外の受講パターンも可能です。
- 日本語DLDP
- 2科目を英語で、それ以外をすべて日本語で履修する、一条校で多く採用されている受講パターン
- 英語DP
- 1科目を日本語で、残りをすべて英語で学ぶ、インターナショナルスクールで一般的な受講パターン
バイリンガルディプロマの獲得について
「バイリンガルディプロマ」は日本語AとEnglish Aを受講、または言語Aの言語と、Group3/4(理科・社会)の受講言語が異なる場合に、一定の成績を修めると獲得できます。本校では多くの生徒がこのバイリンガルディプロマを獲得しています。
DP取得率は 94.6 %
DP取得率は94.6%(2025年度時点)で、世界平均を大きく上回る取得率を達成しております。また、40点以上獲得者も21.9%(2025年度時点)となっており、こちらも世界平均を大きく上回っております
- DP取得率
-
94.6%
計105名
- 40点以上獲得者
-
21.9%
計23名
大学合格実績
本校のIBコースを修了した卒業生は、国内大学のみにとどまらず、世界中の大学で学びを深めています。海外大学合格数は年間100校近くにのぼり、これまでにはなかった進路選択の選択肢が増えてきました。先輩達が海外大学での経験を在校生に話してくれることで、在校生の世界や現実が拡がります。それをきっかけに海外大学に進学した卒業生がまた在校生の世界を拡げ、海外大学へ挑戦していく視野が広がります。もちろん国内大学に進学したIB生も、学び方を学んでいることを活かし、「知ること」を学んだTOKのスキルも活かしながら学びを深めています。
- 海外大学進学率
-
58.1%
計64名
- 国内大学進学率
-
41.8%
計47名
卒業生の声
DPで広がった進路の選択肢

当初は海外大学への進学は帰国生でない私には縁のない話だと思っており、漠然とDPの教育に惹かれコース選択をしました。しかし多様な背景や価値観を持ったクラスメイトや先生方に出会い、討論しながら過ごすなかで、自分の視野の狭さや凝り固まった考えの存在に気づき、より多様な人々のいる環境で知見を広げたいと考えるようになり、King’s College Londonへ進学を決めました。
これまでは与えられた情報と解法を用いて定められた答えを導く学習がほとんどでしたが、DPコースではそれら全てを自ら創り出す必要があります。そのためイベントの多い茗溪学園での生活は常に時間に追われる日々でしたが、現在海外で学生生活を送るなかで、DPで身についたスキルや経験の重要性を改めて感じています。
IBで培った学びと挑戦力

IBの真の魅力は、多彩な学びの機会と、そこから身につく「将来に活きる知識とスキル」にあります。IBで過ごした2年間は、様々なことに関心を持ち、その関心分野に対する知識を深めるきっかけとなりました。例えば、TOKでは哲学や倫理学を学び、その結果、大学でも古典学や宗教学の授業を履修しています。EEでRSA暗号の仕組みを調べることは、大学でコンピューターサイエンスを専攻として考える原動力となりました。
IBで育んだスキルも、現在の大学生活でも大いに役立っています。例えば、JRC同好会での活動や、同好会の先生の熱意を受け、私は積極的に挑戦をする人に成長し、利他の大切さを学びました。その教訓を通し、未経験者として和太鼓に新たに挑戦するなど、充実した大学生活を送っています!
自己決断力と成長を促すIB Journeyへの挑戦
IBでの学びには自己決断力が不可欠で、各科目での論文作成やさまざまな場面での他者との協働などからも、常に自己と向き合う学びとなります。生徒本人にIBで学びたいという強い意欲があることに加えて、自分で考えて動いていく意欲も不可欠です。そして学びを深めることでものの見方、価値観やアイデンティティも変容していきます。そのような「IB Journey」に挑戦したいという意欲と勇気のある皆さんを、茗溪学園IBDPコースは歓迎いたします。
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